プロの温泉アドバイザーの方が当温泉をご評価下さいました
少し長いですが、温泉に興味のある方はぜひご一読下さい


温泉の真実 その1

「温泉」の定義とは何か、それは「温泉法」という法律で決まっており、「地中から湧出する水の温度が25℃以上で一定の成分を含む」これを満たしていれば温泉と呼ぶことが可能です。

では「天然温泉」とは・・・
その温泉が湧き出す場所(源泉)の分析書により判別され、
お客様が実際利用される浴槽の中のお湯とは限りません。

つまり、「循環再利用」の温泉であっても、源泉を薄めて使用していたとしても、天然温泉と呼べるのです。
そんな質の良くない温泉施設を100%源泉掛け流しの天然温泉だと思って気楽に利用していませんか?

「なごみ温泉やすらぎの湯」はもちろん100%天然温泉、しかも「全浴槽源泉掛け流し」ですから、安心してご利用いただくことができると考えます。


温泉の真実 その2

「温泉にも鮮度がある」と私は思っています。
地底から湧き出て空気に触れた瞬間、酸化が始まります。有害な活性酸素が活動を始め、温泉分析表の成分もどんどん変化していきます。酸化とは、金属では錆び、食品では腐敗することで、つまり時間の経過とともに本来の成分が変化してしまうことになります。
「循環濾過方式」だと同じお湯をいつまでも使用しているため、酸化に対して対応できません。

なごみ温泉の社長のこだわりはこの点にあります。
「全浴槽を源泉掛け流しにしたい」
「常に湧きたての温泉に入れるようにしたい」
そこで、全部で17ある浴槽を「全浴槽源泉掛け流し」にしたのです。常に新しい温泉を汲み入れ、古いお湯はどんどん捨ててしまう、とても贅沢な方法です。毎分300ℓという豊富な湧出量の源泉がなければできない方法です。


温泉の真実 その3◆

皆さんはレジオネラ属菌というものをご存知ですか?
肺に吸い込むと死んでしまうこともある恐ろしい菌です。
一般に何処にでもいる、何でもない菌ですが、条件が揃えば恐ろしい力を発揮します。お風呂で問題となるレジオネラ属菌は主に「循環濾過方式」のフィルターに繁殖し増殖します。
そこで塩素を入れて殺菌するのですが、すべての菌が死んでしまうわけではありません。残っていた菌をジェットバスなどの泡が運んで、はじけた飛沫を吸い込むことにより感染してしまうことがあるのです。
循環濾過型の温泉施設では、湯垢や髪の毛などが目立たぬようにジェットバスを使用しお湯を撹拌する施設が目立ちます。

なごみ温泉は「全浴槽源泉掛け流し」方式ですのでジェットバス等使う必要もなく、静かに営業しております。


温泉の真実 その4◆

あなたがいつも入っている温泉施設がほんとうに『源泉掛け流し』なのかどうかを見分けるのは意外と難しいかもしれません。我々プロでもよくよく見ないと解りません。
あえて「循環濾過方式」だと大きく書いている施設はありません。悪いことというわけではないのに、何となく同じお湯を使いまわすのは後ろめたいのです。

「なごみ温泉やすらぎの湯」は大型施設では全国でも珍しい「全浴槽源泉掛け流し」です。
なぜ珍しいかというと、たくさんある浴槽の注し湯の管理に手間がかかること、そして豊富な源泉の湧出量を必要とするからです。
源泉掛け流しと宣言するのは容易ではありません。
宣言するからには二度と水で薄めたり濾過したり出来なくなりますから。「なごみ温泉」は全浴槽100%源泉掛け流しであることを宣言致します!


温泉の真実 その5◆

なごみ温泉には3本の源泉が湧出しています。
1本目はナトリウム、マグネシウム、カルシウム、メタケイ酸、メタホウ酸、活性水素を豊富に含み、保湿力・保温力・美肌効果抜群の一押し温泉です。
38℃の源泉で加温して、温かい浴槽に使っています。
2本目はマグネシウム819mg、カルシウム2078mg、メタケイ酸55mgの炭酸ガスを含む源泉で、皮膚の湿疹や痒み、肌荒れなどに効果があるといわれています。
22℃の「にがり冷泉」にそのまま使用しています。
3本目はマンガンが主成分の23℃の源泉です。加温して洗い場のシャワーに使用しています。

最近の研究によりますと、マグネシウム・マンガンが触媒の役目をして細胞を再生(若返り)させるといわれています。
さまざまな、皮膚やお肌のお悩みに効果的です。
なごみ温泉では、全浴槽、そして洗い場のすべてに源泉を100%薄めずにそのまま使用しています。


温泉の真実 その6-①◆

実は体温は人の免疫力に大きく関係しています。
基本は36.5℃。1℃下がるごとに37%もの免疫力が低下するといわれています。
風邪をひいたときに熱が上がります。病原菌と戦うために脳が体温を上げる指令を出すからですが、せっかく上げた熱を薬で下げる・・・西洋医学の対処療法とは不思議なものかもしれません。

子供の熱が高いと母親は心配でたまらない
 ↓
説明できる医者がいない
 ↓
とりあえず薬で熱を下げよう
 ↓
病原菌も薬で殺そう、という図式なのです。
確かに高過ぎる熱は危険ですが、ある程度は身体が病原菌と戦っていると思ってください。


温泉の真実 その6-②◆

免疫力を上げて自分自身が病気と闘う!と思うことが大切なのです。薬で熱を下げても薬で病原菌を殺しても自分自身では病気に勝ってはいないのですから。
身体の免疫力が高ければ、薬は身体の中から出てくるのです。
癌などの大きな病気を経験したときの基礎体温は34~35℃まで低下しているといわれます。
病気をして体温が下がった訳ではなく、体温が下がったせいで大病を呼び込んでしまったのです。
基礎体温を上げるには温泉療法が最適です。
何より副作用の心配もなく体質自体を改善します。
日本では昔から「湯治」と呼ばれて愛されてきました。
信長、家康など、有名な戦国武将たちは必ず領土に「湯治湯」を持ち、戦の傷や病を治療したのです。
ぬるめ(38℃くらい)の温泉に休憩しながら毎日1~2時間入浴しますと一週間ほどで基礎体温が上がってきます。
温泉成分内の、ナトリウム・マグネシウム・炭酸ガス等がもっとも効果的だといわれています。


温泉の真実 その7◆

病は気からって言いますよね?
痛み止めの薬といってビタミン剤を飲ませると半分以上の人は傷みが和らいだと言います。心が穏やかになれば行動も穏やかになります。
「湯治」には、日常を離れゆったりと時を過ごし、リラックスしながら考え事をしたりして心を治療するリラクゼーション効果があります。
江戸時代までの日本は現在のヨーロッパ並みに1ヶ月以上休暇をとり家族で「湯治」に出かけたり「海水浴」をしたり。
ちなみに当時の「海水浴」は海水に浸かるだけの海水治療でした。「塩泉浴」と同じことで、昔の人は塩による治療効果を知っていたのですね。
もともと日本人は農耕民族でゆったりと暮らしていたのです。
心が休まれば病気も逃げて行くというもの。
たまの休日には一日ゆっくり安らいでください。
なごみ温泉では館内に流れるゆっくりとした空気も入浴料に含まれております。


温泉の話 その8◆

そんなことを言われても現代人は何日もゆっくり「湯治」なんてできません。
そんなに遠くまで出かけなくても、近所に「源泉掛け流し」の良い温泉館があるじゃないですか!  入館と同時に日常から離れられる温泉が。
百年檜の柱、百年杉の梁、檜の香り、中庭の新緑、山の香り、新鮮な温泉、露天の景色・・・
急いで帰るのはもったいないです。穏やかにゆっくりと過ごしてください。
まるで我が家のように、田舎の実家に戻った時のように
ゆったりとまったりと穏やかに温泉に入って、昼寝して、食事して、また温泉に入って、また昼寝して。
そんな過ごし方もたまには良いじゃないですか。
仕事も家事もお金のことも亭主も女房も嫁も姑も息子も娘も孫もひ孫もすべて忘れて日がな一日「プチ湯治」してみませんか?

なごみ温泉では再入浴券を発行しております!